降臨！俺様悪魔！
□第一章
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( 優 視点 )
「まっ‥‥待ってよぉ！咲良‥‥‥‥わっっ！」
ﾄﾞｻｧｯ−−−−
ｲﾀﾀﾀｯ‥‥また やっちゃった‥‥
急いでいるせいで派手に転んでしまって少し涙目になる優
「何やってんだ‥‥ドジゆう‥‥‥また転んだの？」
少し前を歩いていた咲良は呆れたように振り向いた
「うぅ‥‥‥‥‥」
そんなに言わなくてもいいじゃんか
それに僕はドジじゃない!!
咲良が先々行っちゃうからじゃないか
ﾌﾟﾝﾌﾟﾝｯ
「はぁ〜‥‥‥もうっ!手!!遅刻すんぞ？」
そう言って手を伸ばしてくれる咲良は学校の誰よりも男前でずっと僕の憧れなんだ
なんて直接本人に言ったら
「それは 私じゃなくて攻め男子に言って！応援するから！」と目を輝かせるのかな？
「何笑ってんの‥‥？」
優のジャージについている土をはらいながら咲良は眉を顰めた
「ん〜‥‥ﾍﾍｯ‥‥」
なんだか今日はいい事がある そんな気がした
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ〜♪
「もう！ノロゆうのせいで遅刻じゃんか！」
咲良は遅刻して堪るか と校舎に向かって走りだしていた
「あわわっ！ごめん〜待って〜」
慌てて咲良を追いかけ始める優
校舎の屋上からの視線に気づかず−−−−