ヤンキー君と、メガネ君。

□視線の意味
2ページ/4ページ

 




結局、何故桐谷櫂君が僕を睨むのかは僕にはわからなかった。でも、もう睨まれ始めて1ヶ月で最初よりかはちょっと慣れたかもしれない……ほんのちょっとだけだけど……





そんなある日の放課後――。


靴箱の中に……らっラブレターでしょうか!?ここ男子校ですけれど!?


『 藤本藍 君へ
放課後、 屋上で待ってます』

綺麗な字だなぁ…
差出人の名前は無いけど、ラブレターだろうか……、やっぱりないよね……僕なんか男でも好きになんかならないよね……、だったら果たし状……とか!?

はわわっ、膝がガクブルです。

なんでこんな日に……頼りのもっちゃんが今日は風邪で欠席の日に喝上げなんて………(泣)



兎に角、早く屋上行かなきゃ、待たせちゃ駄目だよね……
どんな目に合うかわからない


手紙を丁寧に鞄の中に仕舞うと小走りで屋上へ行ってみる事にした。






――――ガチャッ




そこに居たのは――――



「えっ……?―――君……?」

 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ