小話∀

□変わらないもの
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高「変わってねぇなァ、この街はよォ」


沖「あれ、高杉じゃないですかィ?」


高「!!総…………悟の兄貴?」


沖「総悟でさァ、兄貴はいやせん」


高「…俺よりデカ…」


沖「しっかし高杉は変わりやせんねェ、身長。」


高「…うるせェ、一人だけ170cm抜けやがってよォ」


「一人だけ…じゃないよ?」


沖高「!?」


威「やあ」


高「神威…!」


威「総悟背伸びたね」


沖「神威もねィ」


威「俺のほうが若干高い?」


沖「いや、俺のほうが高い気がしやすぜ」


威「ま、同じくらいだよね」


沖「だねぃ」


威「高杉は…」


沖「……」


高「……(そ、そんな…)」


沖威「「変わんないねー、昔から」」


高「……」


(そ、そんな馬鹿なことがあって良いわけねェェェェ!!












銀「――ちゃん、晋ちゃん」


高「…ん、あ?」


銀「うなされてたけどなんか怖い夢でも見たの?」


高「ああ、とんだ悪夢だった…」







後日



銀「晋ちゃん牛乳好きだったっけ?」


高「べつに」


銀「でも最近よく飲んでるよね」


高「…今からでも遅くねぇ」


銀「何が?」


高「身長」


銀「…ああ、うん…そうだね」


(もう伸びないとは言えねぇ…。でも高杉はやっぱりこの大きさだよな、うん、ちょうどいい)




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