オリジナル
□私の存在
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ー4月9日ー
4時間目
学校が始まってすぐの事だった。
それは突然やってきた。
ガラガラ
扉をいつもより強く開けた担任は、何やら嬉しそうな顔をしていた。
「みなさーん!(とくに女子)大ニュースですよ〜」
ちなみに担任は大塚 桜という女性の先生で若いうえにとてもきれいな人だ。
「明日!!!転校生がきまーす!!!しかも男子!!超美形よ〜!!」
担任が勢いよく話すと、クラスにいた女子生徒は朝だというのに顔を輝かせた。
そして、男子は暗くさせた。
そもそもなんで担任がそんなにウハウハしているのか・・?
なぜ美形だと知っているのか・・?
「うそ〜!?マジで〜!!!」
「嘘じゃないわよ!マジのマジなんだから^^」
担任と女子が嬉しそうに話すところを見ている男子はすごく暗い顔をしていて、それを見てると笑えてきた。
「先生?なんで美形って知ってるんですか??」
一人の女子生徒が気になっていたことを問う。
「うふっwそれはね〜・・・実際さっき会ったからよ!!!!」
・・・・・さっき・・・・???
一瞬にしてクラス全員の頭に「?」がついた。