オリジナル

□私の存在
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「ねーあの子誰??」


一人の女子生徒が軽い気持ちで問う。


「え?あの子って??」


なるでいないかのように答える一人の女子生徒。


「えっ?ほら、あの子〜」


その周りにいる生徒たちもわかるようにまっすぐ私に向かって指をさす。


「え?あ〜・・えっと・・誰だっけ?」
「・・てかこのクラスにいたの??」



冷めたく、軽い言葉が私を突き刺す。


「えーっ誰も知らないの?」

「うん。てかよくない?あの子なんてwそれよりさー昨日ー・・・・・」




知らなくてもいい存在のように、また別の話題へと話を咲かせる。







学校に入学してからもう2年もたつのに、誰にも知られない私はなんなの?


この生活が2年も続く内にどんどんその気持ちは強くなっていった。
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