Clap logs
□log*10
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「ロー、起きて」
「……」
「ロー」
「……」
「ローってば、」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……、――ッ!」
「……」
「………何だ、……朝っぱらから、おれを殺しにでも来たのか?」
「ロー、…朝っぱらから、いちいち殺気立たせないで」
「…殺す気もねえのに殺気立つな」
「そうじゃなきゃ起きてくれないからよ。ローが悪い」
「あ?」
「ペンギンは朝忙しいし、シャチなんかじゃローに殺気向けてもむしろ一瞬で返り討ちにあって殺されそうだとか言うし、他のクルー達じゃそもそも殺気向けられやしないとか言うし」
「……」
「ローを起こすのがあたしの役目になってる理由、…理解してもらえた?」
「……ああ、よくわかった」
「そう。ならさっさと起きて、ペンギンと朝のお仕事に勤しんでちょうだい。あたしだって暇じゃないんだから」
「あァ、……ちょっと待て。一瞬こっちに来い」
「?」
「一瞬だ、…早く来い」
「……何よ…ッ、――!?」
「……」
「っん、…ぅ、んんっ!」
「……」
「んっ、……んんっ」
「……」
「ん、…ふぅ、……ぁ」
「……ん」
「……はあ、」
「…わかったか?」
「……」
「これからは"ちゃんと"起こしに来い、……お前なら出来るだろ?」
「……そういうこと」
「くくっ」
「……いつか本気で寝首かくわ……甘ったるい朝に油断しないことね」
「ああ、…よくわかったよ」
眠り王子はキスをご所望