短編小説集
□正 夢
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俺は
ガキの頃、正夢を見ることがあった…
「なぁなぁ!聞いてくれよっ、昨日変な夢みてさ!」
「ま〜た、デケェ魚がどうのこうのだろ?」
「聞きあきたぜー、そうゆうのはようっ」
「ちげぇって!体全体が金ぴかの黄金でできててさぁ!!しかも、ちょー旨いんだ!!!!」
「ふ〜ん。ま、いねぇけどっそんな魚」
そう…
正夢は
誰かに、見たそれを話すと実現しないらしい。
ガキの頃からそんな事を知っていた
しかも、それを信じてた
そうなんだと思っていた。
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