☆甘い空想妄想室☆

□官能作詞家
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「おっ!ええ詞浮かんだ!」
いきなりワシの横で晴一が叫んだ


ワシの家のリビングでゲームをしていた
「なんじゃ。うっさいの〜」
ワシが口を尖らして言う
「書くもの〜書くもの〜ない!!!!」
晴一が焦る
「なんじゃ携帯があるじゃろ!」
ワシが怒る
「ワシ今日、忘れてきてもーた!昭ごめん!口頭言うから携帯に打ち込んで後で送ってーな!」
手を合わして、ワシに頼む晴一
仕方なく、携帯を取り出し
晴一が言う言葉を打ち出した




『アナタの手が僕の心を撫でる』
『そのままアナタの胸の中で天国に行かせて』
『アナタの中で果てさせて…』


晴一の口からとめどなく流れる歌詞

「エッロいの〜!」
ワシが晴一に言ってやる
「うっさい!ちゃんとメール打ってくれとるんか?」
晴一がワシに指図する
「しとる。しとる。」
ワシが打っている詞を見せてやる
「続く言うで!」
晴一がワシ耳元で囁くように言う


『アナタの頬に手を振れ』
『顔を向けさし トロけるような熱いキス』

「えっ…」
ワシはいきなり晴一に顔を向かせられ
キスをされた

『唇を首筋に這わすたびに漏れる吐息』
『官能的な時間 すごしませんか?』

晴一は言いながらワシを押し倒した
「ちょ!!!!晴一!!!」
ワシは携帯を持ったままジタバタした
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