☆孤独な夜の生贄の詩☆

□涙の後には虹がでる
1ページ/6ページ


俺のことに関して無関心だと思っていた
彼の目から涙が零れた


「泣かした」
桜井の冷たい声がグサとささる
「お前絶対バカだろ」
中川から止めの一発


頭をガシガシと掻き
「あ〜ぁもぅ〜」
とキィィィィとなりながら
瞳から一筋の涙を流している彼に謝る
ジロリにみんなを黙らす
いつもの睨みをされる


軽くチッとしたうちされ
肩から下げているギターを椅子の上に置き
スタジオのドアを乱暴にあけでていった


チッ…
俺が舌打ちすると
桜井&中川に
袋叩きされそうになった

「いたたたっ…(涙)」
叩かれたところを抑えながら2人を見る
「いっぺん死んでこい…」
桜井から笑顔の暴言
「バカは死んでも治らないよ桜井…」
中川から辛らつな一言


喧嘩とういうもんじゃないんだけど
ギターとドラムの音について
桜井からダメダシをされ
そのことについて田原と意見が対立していた
俺が
「お前の音嫌い」
と冗談で言ったのに
本気で受け取ってしまったらしく
泣かせてしまった

で今に至ります
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ