☆甘い空想妄想室☆

□夢の浮橋
2ページ/18ページ

その姿に
わしは一目で
恋に落ちた

汚れを知らない
瞳に吸い込まれた…

遊郭に入り
その女朗を買った

部屋に通され
わしを上座に座らせ
三つ指を立てて
頭を下げた


「お主、名は何と申す。」
わしはそう問う

「へぇ…わちきはアキと申しまする」
鳥が鳴くようにアキは答えた

「アキ…さっき唄っていた歌を唄ってくれないか」
わしはそうアキに唄うように言った
「へぇ…喜んで」
アキはニコっと微笑んで小唄を唄った
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ