☆雲をも掴む妄想室☆
□素直な人
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「ナ〜オ〜トさ〜ん!」
ガバッ!
抱きつきました
「ただ!暑い!離れろ!」
「離れません!だって俺、1分1秒も離れたくないですから!」
「はいはい分かったから少し離れろ。そんなことより俺の楽譜整理手伝えや」
本当は抱きつかれるのが好きなくせにそうやって素直じゃないところも好きです!
ナオトさんの部屋に散らばる楽譜のを2人でニラメッコしながら片付けてると
ナオトさんが固まっている
あっ…
楽譜に書き足している
「ナオトさん…」
「ぅっさい!ちょ黙っとけ!この流れやと…あかんわ…ここをトーンあげと…」
構ってくださいよ…
恋人来てるのに…
俺は片付けのために来たのですか?
はぁ…
ため息一つ吐き出し、
ナオトさんが広げた楽譜の山を一人でせっせと曲ごとにまとめました
ナオトさんは未だに楽譜とニラメッコ中…
もう楽譜整理終わったんでリビングにいっと来ますねと告げても聞いていないし…
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