☆雲をも掴む妄想室☆

□人の不幸は蜜の味
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「森男…別れて…」
「えっ…昭仁さん…?」
「好きな人ができたんじゃ!」
昭仁さんが満面の笑みで俺に言う




死刑宣告
2年も付き合っていたのに…



「誰ですか!!」
俺が昭仁さんの肩を掴みながら言う
「いたい!いたい!森男!!明日言うけぇ!!」
キッと昭仁さんが俺を睨む


俺の上で『気持ちええよ…森男…好きじゃ…』っていう言葉はウソだったんですか?
「なんでですか…」
俺の目からとめどなく涙が流れる
「なんでって言われてものぉ…好きじゃし」
屈託のない顔で俺の心をえぐらないでください!
「なんで…」
俺はそう言い、昭仁さんを押し倒し、乱暴に抱いた
「森男ヤメ!!」
昭仁さんが強く俺を叩く



そんなのお構いなし…
涙を流しながら昭仁さんを抱いた



涙なんて出ないと思っていたのに…
とまらない…







朝起きると昭仁さんはいなかった


スタジオ行きたくない…
でもベースがいなくては…


休まれない…
生き地獄…
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