☆快楽の奴隷の詩☆

□CANDY…
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次の日からJENの態度は余所余所しかった…
中川や田原には笑顔で話してくれるが、俺には仕事上の顔…真顔でしか話してこない…


完全に嫌われたな…


昨日も家でかなりの大泣きをしたが、スタジオでも涙が零れようになった
誰にも見られないように俺はスタジオから出て行き、少し生暖かい風が吹く屋上に上がってきた

「あーっ!やってらんない!!!!」
軽く大声で叫んでしまった

「大体なんだよ!JENは俺を振ったのに!なに余所余所しい感じをかもちだしてるんだよ!!」
ふつふつとJENに対する怒りを独り言みたいにいいながら屋上の鉄柵をバンバンと叩いた

「はぁ……JEN好きなのに…」
俺はそう呟いて鉄柵に額をつけた


「な〜に、一人で悩んでんのさ〜」
そう言いながら中川&田原が声をかけてきた

「なっ…別に…」
俺は振り向きながら二人に言った
二人が俺の横にきて
「お前、JENに振られたね」
と中川がいった
「お前らには関係ないじゃん!」
俺は中川に言われた言葉が心に突き刺さり、鉄柵に額を押し付けながら泣きそうになった
「昨日、JENから電話があった」
そう田原が俺にいった
「なんだよ!お前らグルかよ!人の恋愛…俺が振られて楽しいか!!」
俺は二人に対し涙を流しながら、八つ当たりをしてしまった

ゴチンッ…
「いたっ…」
二人から頭にゲンコツを食らった

「バカ!」
二人からそろってバカと言われた
「レコーディング中の空気が悪い悪い!お前はヘコんでるし、JENはJENでなんか俺らに余計な笑顔みせて、お前に対しては余所余所しいし!」
と中川が怒る

「ごめん…」
俺はそういい俯いた
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