☆快楽の奴隷の詩☆

□天使が舞い降りた夜
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…うっん…

俺はソファーで寝てしまっていたらしい

「おはようございます…」
まだ寝ぼけ眼の俺に、天使のような微笑みで彼が挨拶をする
「おは…よう…」
俺も挨拶をする
「朝ごはん作りましたので食べてください」
そう彼が言い、おいしそうな朝ごはんを俺の前に持ってくる

ぱく…上手い!!!
「うぅううううううっ…お前、いい嫁さんになれるよ!」
俺は、彼に笑いながらいった…ちょっとまて!!彼なんで堂々と居座っているの??彼は朝ごはんを食べないの?
頭の上に疑問の?が飛びまくる
「あの…俺は朝ごはんていうか、ご飯はミルクと蜂蜜だけでいいんです。後、この家に居候させてください」
と彼が俺に頭を下げる

ゲッ…心ん中読まれた

「はぁ????」
俺は彼に驚嘆の顔をむける
今にも泣きそうな顔を彼が俺に向ける


しばしの沈黙
俺の負け…
「いいよ…負けました…」
俺が彼に苦笑いをおくる
満面の笑みを彼が俺に送る
「で…聞きたいことが山ほどあるんだけど、お前何者?」
俺が彼に指指しながらいう
「名前は和…住んでるとこは言えない…後は何もきくな…」
彼は俯く
「あーはいはい…和君ね〜」
あきらめました俺は、深く追求しても口を割らないと俺は判断したからだ
コクリと彼が頷く
「なぁ…和頼みがあんのだけど…」
俺はこいつにしか出来ない、お願いをすることにした
居候にするかわりの条件として
「なに?」
彼は俺のほうに涙目を向けた
「俺らのバンドで歌ってくれない?あっ楽器できる?できるのだったら歌詩かいて?曲も作ってくれたらありがたいんだけどね〜」
俺はマシンガントークのように彼に用件を突きつけた
さぁ彼はどういうかな??その反応を楽しみにしていた
「そんなぐらいでいいの?」
彼の反応はいたってサッパリしていた
「えっ?できんの?」
俺のほうが驚いた
彼は微笑みギターを奏でた
天国にいるような音とはこのことをいうのかな…そのぐらい彼のギターセンスはよかった
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