☆孤独な夜の生贄の詩☆

□可愛い人〜jealousy〜
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「たっはっらぁ〜見て!ホラホラ」
俺がバカなことをしました。
彼が俺に嫉妬をしてくれないかと思い、ファンレターや女の子から入り口で渡されたプレゼントを田原に見せびらかせていました…

「はいはい」
いつものように田原は本を読みながら俺の方に見向きもしないで返事を返す

「みてよ!ほら!中川さん大好き!でしょ…こっちは中川さんと寝たいだって!積極的な女の子だこと!思わない?」
俺が椅子に座っている田原の横に来てやり、耳元で嫌がらせのように朗読をしてやる

「ぅっさいから向こういって…」
田原の言葉に苛立ちの色が出てくる

「えっとこっちは…中川さん大好き!メンバーの中で一番大好きですって!」

「…」
無言になる田原
度を知らない俺だからつい…

「あっさっき、女の子からもらったプレゼント…おっ!!カッコいい皮のチョーカータイプのネックレスだ!田原からもらったネックレス外してこれつけよーかーなーvV」
俺がネックレスを外そうとする仕草をしたとき

バーン
田原が呼んでいた本をテーブルに叩きつけた

「たっ田原…??」
怯える俺

ニコ…
「中川…ちょっと…」
冷笑を湛えながら田原が俺の手首を掴み、違う部屋に連れて行く


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