☆孤独な夜の生贄の詩☆

□to U
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ぅん…
気がついたら
誰もいない部屋のベッドに寝かされていた
頭には冷えピタ、両脇と両足付け根に氷水が入ったビニール袋…
ベルトが外され、ジーンズも緩められていた
目の上には冷たく冷やされたタオルが乗っけられていた

「俺…倒れたんだ…」
ぼそっと一言言い、温くなった冷えピタをとり、冷えたタオルを目の上においてベッドの上に横たわった…

外ではスタッフの声が聞こえる

あぁ…ここスタッフ専用の救護室か…
そう思っていると

ガチャ…
扉が開く音が聞こえた
鍵も丁寧に閉める音も聞こえる
あんま考えたくなかったからスタッフの人がタオル替えに来たのかなと思っていた

カツカツ…
靴音が聞こえる
やっぱりスタッフじゃん…





チュ…


ぅん??
えっ…ええええええええええっ…
俺…キスされたぞ!!!

俺は驚き、目の上においていたタオルを取り払い、上体を起こした
そこには…

「新藤くん??」

満面の笑みをした今日一緒に出演した新藤君がベッドの横に膝を立てる形で俺を見つめていた

「大丈夫ですか?」
心配そうに聞いてくる新藤君

「大丈夫…緊張と熱さが入ったのかなぁ(笑)」
にっこりと微笑む俺

「明日も明後日もあるんですよ〜気〜つけてくださいね」
そう新藤君は言いながら、俺の頭をポンポンと叩いてきた

36歳で頭ポンポンは恥ずかしいです…////



(あっ…
ちなみに新藤君とは付き合っています…////
詳しくは快楽ルームのBefor I Forgotをご覧ください…)
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