☆孤独な夜の生贄の詩☆
□愛情の裏返し
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「鈴木!!!」
レコーディング一段落がつき、タバコを吸っている鈴木のところに走っていった
「何?」
無表情で鈴木が答える
えっ…何その顔??
初めて見る無表情に驚く俺
「いや…あのね…」
モジモジしている俺に
「何なら向こういってて」
なんて冷たい一言
「えっ…」
初めてそんなこと言われました
「えっ?じゃないよ邪魔するなら向こういってて」
鈴木から痛烈な一言を言われ頭が真っ白になる
俺なんかしたかな…
スタジオに戻り、一人悶々としていた
♪♪〜♪〜♪
音取りはちゃんとつつがなくできた
「鈴木!ドラムのテンポアップして」
俺は鈴木に言う
「わかってるよ」
無表情で切り返された…
なんだよ…
なんなんだよ…
そんなの鈴木じゃねぇよ…
言葉を選ぶように鈴木と接しないってつらい…
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