GURAU(グラウ)

□2 重要参考人
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銀色でオールバックの短髪の男が俺に声を掛けて微笑み、近くにあった木箱に座る。

黒髪男は出入り口の扉に寄り掛かる。


「さて、質問をいくつかしていいかな?僕。」

銀髪男の言葉に俺はカチーンと来る。





僕!?


確かに…
俺はこないだ成人したばかりで、背も低いし、顔はコレ(中性的な顔)だし…



女性には間違えられます。




ですが、この扱いは未成年…

いや、子供を相手するような態度。


イラつきますが、自分の立場を思い出して深呼吸。






「…お…」



「…おい!!」




聞こえた声に、いつの間にか下を向いていた俺は顔を上げると不機嫌な黒髪男と目が合う。



怖い。



そんな黒髪男を宥める銀髪男は苦笑しながら口を開く。

「お名前聞いていいかな?僕」






カンに触りますが、俺は一つ咳払いをして口を開く。
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