GURAU(グラウ)

□1 俺は男です!
1ページ/6ページ

「なんで、こうなるのでしょう。」

溜息吐く俺の前には男が3人構える。





















この数時間前の夕方



俺はよく使う武器店で武器となるカードの調達と手入れして貰った剣の受け取りに来た。



金色セミロングの髪を黒革の紐でポニーテールに結い上げてあり、眼は茶色。

背は低い。
成人(18歳)をこないだ迎えたのに伸びない。
同い年の女より少し低い。

服はズボンにブラウスと普通に男が着そうな格好なのに……



「ルキ嬢!どうだい?」

舌打ちをする俺に武器店のマスターはニッと笑う

「俺は男です!」

「知ってるさ。」

「なら、女性を思わせるような呼び方は止めて下さい!」

「仕方無いじゃないか。そんな顔なんだから!」


武器店のマスターが言うのは分かる

母の顔に似すぎたのか、女性によく間違われる中性的な顔

髪も長いから余計にそう見えるらしい


(ムカつきます。)

しかし、しょうがないとしか言えないのが現実



自らの武器を見る。


頭はそんな悪くない俺は魔術が得意

なので、母がやっていたというカードが俺の武器となる。

剣は腰に装備する近接用なのだ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ