▼夢処

□君、奴隷
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年末近づく
大江戸…

此処真選組屯所

「おいっ!総悟!!またサボりかっ!!さっさと出てこいっっ」

今日もまた
土方さんの声が屯所に響く

ガラリ…

「土方さん…どうしたんです?」

「あぁ…名無しさんか…総悟見なかったか?」

総悟…

沖田総悟
真選組一番隊隊長
サボりの常習犯

「また沖田隊長ですか…まったくあの人は…」

「ったく…おい名無しさん、彼女のお前からも総悟に言っとけよ」

「はい…って…彼女じゃありませんっ!!」

「そうなのか?総悟言ってたぞ?俺の女だって、」

騙され過ぎだよ
このニコチンマヨラ野郎

「なんか言ったか?」

「いいえ。とりあえず沖田隊長にはいっときますけど…彼女ではないのでそこんとこ理解しといてください…」

では
っと私は土方さんから離れる
目指すは
あのバカ隊長の部屋

コンコン…
ガラリ

「失礼します…沖田隊長 土方さんがカンカンですよ…」

薄暗い部屋に寝転がっている人物…
沖田隊長にはなしかける

「……………」

「無視ですか?ったく…サボるのは構いませんが…いや良くないけど…変な噂流すのはやめて下さい。」

用件だけ伝えて部屋から出ようとする

すると、

ガシッ!!

突然腕を引っ張られる
反動で私は床へと倒れる

「何…偉そうな事言ってるんでぇ…」

「おはようございます。沖田隊長…偉そうな事ではありません。正直なことを言っただけです。」

「ッチ…可愛くねぇー女…」

ズキッ

可愛くない女

昔から言われてきた
とても嫌な言葉

「すみませんでした。では失礼します」
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