猫耳の君へ

□第零章 プロローグ
1ページ/2ページ

『ねぇ、なっちゃん』

来るな

『えへへ』

近づくな

「棗、行こ?」

危ない

「お兄ちゃん!!」

誰だ

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ」

寄るなぁぁぁぁぁぁぁぁあああ




ハッ

「なんだ夢か」

「今頃恋歌は何してるか気になるな
もしかしたらあの約束、覚えているのか?」

「今日は・・・!!!!」

約束の日だった

棗はこの日、流架と学園に早く着き、職員室へ向かった

ガラッ

鳴「!!!棗君!」

棗「今日転入生来るか?」

鳴「えっ、うん
なんで知ってるの棗君」

流「俺達の幼馴染が今日この学園に来るって約束したんだ」

鳴「名前は?」

棗「 鏡音 恋歌」

鳴「恋歌ちゃんかぁ・・・うん、今日来る事になってる」

棗流「っ!!!!」

鳴「今日ホームルームで紹介するよ」

棗「じゃあ教室にいる
早く連れて来いよな」

流「あっ、棗!!」

ガチャ パタパタ

鳴「あの様子だと恋歌ちゃんの事が好きなんだね」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ