立海大家族

□入学式
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「なになにこれ!兄ちゃん泣いてるよぃ」
「知りたい?」
『知りたい!』
「蓮二?」
「…はぁ…好きにしてくれ。」
「ありがとう。ここからはビデオなんだ。」
なんだと?ビデオ?
「母さん。やはり」
「なに蓮二?男に二言は無いはずだよ」
「…わかった」




「にいちゃ。しゃくら」
雅治が蓮二に桜を指差した。
「ん?雅治。しゃくらじゃない桜だ」
注意する蓮二
「しゃくら」
「桜」
「むぅ…」
「蓮二。小さい子はサ行が言えないんだ。桜はまだ雅治には難しいよ」
「…すまない雅治」
俺が注意すると蓮二は素直にあやまった。
「いいぜよっ」
「蓮二。小学校にいったら、友達沢山作って勉学に励め」
「あぁ」
「うむ。いい子だ」
「蓮二」
「貞治!」
「おはよう」
「あぁ」
「ガキども。入学式だなぁ」
「跡部。なんでお前がいるんだい」
「あーん?俺は立青四帝の理事長だろうが」
「跡部。貞治を頼むよ」
「ったりめーだ」
「蓮二もね」
「あぁ」
「皆。景ちゃんは忍足やで?なぁ。景ちゃん」
「その名前で呼ぶな。」
跡部が忍足を睨んだ。
「精市さん。弦一郎さん。周助さん。国光さん。おはようございます。貞治と蓮二が俺の後輩って嬉し
いです」
「あぁ。萩之介君か。偉いな」
「あーん?手塚ぁ。誰の息子に言ってんだ」
「ほら。皆。入学式入学式。」
不二がせかし、俺達は式場に入った



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