立海大家族

□授業参観B
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6-F
「崇弘。がんばってるじゃねぇの」
「ウス」
まったく。上のやつらの時も思ったが授業参観て楽しいな。
ガキらの成長も見れるし。萩之介の時は鼻が高かったな。頭良いから。
それにしても珍しくあいつらに会わねぇな。このまま穏便に行きたいぜ。

放課後
3-A
「なぁブンちゃん。部活見学してもエエ?」
「良い考えですね」
「ま、いいけど。」
「ThankYouナリ」
ブンちゃんとテニスなんて久しぶりじゃ。
あ、ブンちゃん騙しちゃろ♪

1-E
俺の担当のクラスでは保護者会が始まった。
「ねぇ。千歳。さっき金太郎君廊下走ってたよ。謙也君もだったけど、ちゃんと怒らなきゃ駄目だよ」
「うるさいわ。秀才一家だかなんだか知らんけどな。勉強だけが全てやないんやで?」
ある二名の親が良い争いをしてる。
「裕太もそう思うよね?」
そう。二名の片方は姉・周助なのだ。
さっきから同意を求めてくる。
「そ…そうだな。じゃあ本題に入りたいと…「まだ話は終わってないよ。裕太」…はい」
保護者会。無事に終われるかなぁ。

3-F
「ねぇ先生。それはそうしたほうがいいよ。まったく動きが悪すぎるよ」
「精市さん。そこまで言わなくてもいいん
じゃ…」
「亮君は黙ってて」
えー。只今。忍足亮ピンチです。
俺の両親の友達で昔から付き合いがある真田さん家の奥さん。精市さんが、保護者会の真っ最中、担任の柳沢先生に説教を始めたんだ…。知り合いとして止めるべきなのか?
まったく母さんを含めた4人。やっかいすぎるぜ。



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