運命ノ朱い糸
□勒
1ページ/11ページ
珠「………………。」
陽もすっかり落ちて真っ暗闇の
木の葉の里を珠李はいつもの
暗部服を着て火影岩の上に
静かに立っていた。
珠「……何でしょうか…
………ナルト様?」
珠李の周りには誰もいないのに
珠李は木の葉の里を見ながら言った。
ナルト「……なんだよ……
もう気づいたのかよ。
日に日に気配感じるの
早くなってるな……。」
突然出てきたナルトは
珠李と同じ暗部服を着て
珠李の隣に並んだ。
珠「…有難きお言葉です。
………ナルト様…。」
珠李はそう言って隣に
来たナルトに向かって
頭を下げて言った。
ナルト「敬語はいらんと言ったはずだ。
それに珠李からは様付されたくない。」
頭を下げた珠李の方を
向いて言った。
珠「……わかった、ナルト。」
珠李は頭をあげて言った。