血の殺戮

□麻柚の真意
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柚麻の血が付いた血桜は少量しか
ついていないにも関わらず
刃を染めるほど真っ赤に色が付いた。











バキッ










「「「「!!!!!!!」」」








悟浄「おいおい、なんだよ…あれ……」








悟浄を始め四人は目を見開いて見入っていた。






四人の前には赤く染まった血桜から
バキッバキッと音を立てながら
徐々にある物体が出てきていたのだ。








その姿はまるで、柚麻そっくりで
それを見ている麻柚は笑っていた。









悟空「あれ…………柚麻なのか?」










髪が茶色から赤く染まった柚麻らしき
人物は血桜の刃からスルリと姿を出すと
ゆっくりと立ち上がり赤目を光らせた。












ガクッ









「「「「!!!!!!!」」」









その時、赤い髪の柚麻らしき人物の
隣にいる麻柚の膝がガクリと崩れ落ち
血桜が手元から離れた。
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