狂桜鬼伝 弐
□愛した罪
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『……はぁ………はぁ………
海斗、本当なんだろうな?!
皐様が見つけてしまったというのは!!』
海斗「馬鹿!!嘘でそんな冗談言うかよ!!
百合の親も今捕まってるらしい!!」
俺と海斗は息を荒げ`そこ`まで
走って向かっていた。
百合…………無事でいてくれ………
ザッ
「『!!!!!!!!』」
俺と海斗は`そこ`を見て
怪しく笑う皐様を見つけた。
「おぉお主らか………………
よぉきたな……………」
皐様はそう言って俺達を見つめた。
「フフフ…………どうやって妾が
見つけたか知りたい……か…?」
皐様は俺達から`そこ`に
視線を移すと怪しく笑った。
「ここに………克己がいたからじゃ…」
『「!!!!」』
皐様はそう言って高笑いした。
「あははは、
あやつ妾を見て青ざめておった。
それに本郷家の女も共におったな……
クックックッ……あの二人の顔ときたら……あはははは」
『!!!!………本郷家?』
海斗「まっまじかよ………」
百合の母上は……本郷家………
「クックックッ克己も面白いことをしてくれる。
本郷家などと言った醜いしもべを
嫁にするなんてな………」
皐様はそう言ってまた笑った。