狂桜鬼伝 参

□素直な想い
1ページ/24ページ


――――――――――――








――――――――








――――――












斎藤と共に屯所に帰ったとき
近藤さんが狙撃されたと聞かされた。











島田「二条城から帰っているとき、
突如、狙撃されました。」










土方「……近藤さんはここまで
そのまま馬に乗ってきたのか?」










私と斎藤はすぐに部屋に入り
幹部が勢揃いする中静かに座った。
海斗と陸斗はすでに座っていた。














島田「……はい。
もし落馬すれば
刺客の手に落ちていたかもしれません。

……局長を守りきれず申し訳ございません!」











島田さんはそう言って
深々と頭を下げた。











土方「いや、警護は不要と近藤さんを
説得できなかった俺の手落ちだ。」










土方はそう言って眉間に皺を寄せた。












陸斗「近藤様は今どちらに?」













土方「山崎が付きっきりで治療しているが…
あの状態だと、大阪城に行く必要があるだろうな…」










土方は腕を組んでそう言った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ