血の殺戮

□新たな出発
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コンコン





八戒「柚麻さん?
入りますよ?………あれ?」




音を立てて扉を開けた八戒は
ベッドに柚麻がいないことに気がついた。





悟浄「どうした?八戒?」





廊下を歩いていた悟浄が八戒に尋ねた。




八戒「柚麻さんがいないんですよね」





三蔵「ふっほっとけばいいだろう。
元々からあいつと旅はしてない。」





三蔵はそう言うと
廊下を歩き始めた。






悟空「でもよぉ柚麻は俺らの
こと知ってるんだろ?
だったら一緒に旅した方が
いいんじゃねぇの?」






悟空は柚麻のいた部屋を
ぴょんぴょんと跳ねながら見て言った。





悟浄「おっ猿の割にはいいこと
言うじゃんか−!!」






悟空「猿っていうな−!!」







八戒「ふぅ〜…三蔵どうします?」






三蔵「ふっ勝手にしろ。」








三蔵はしばらく黙って答えると
また廊下を歩き始めた。
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