血の殺戮
□私の天使
1ページ/19ページ
「ふふふ、誰が死んだって?」
巳、八戒、悟空、悟浄、三蔵「!!!!!」
煙が立ち込め視界が悪く
まだ風が吹き荒れているその場で
一人の人物が凛々しく立っていた。
巳「きっ貴様……何者じゃ…」
巳獣丸は全身震えながら言った。
八戒「げほっ……げほっ…
凄い殺気ですね……。」
悟浄「これ……動いたら
殺されるんじゃね?」
悟空「だっ誰なんだ?」
三蔵「……………柚麻だ……」
八戒、悟空、悟浄「えっ………」
視界が開け前を見ると血桜を
手に持っている手の指の爪は
長く鋭く茶髪から長い耳が
出ている柚麻の姿だった。
巳「(あの女妖怪だったのか?
それにしてもこの殺気…動けん)」
巳獣丸は冷や汗をかいていた。
柚「………私のこと知りたいの…?」
柚麻はそう言ってゆっくりと
巳獣丸に向かって歩き出した。
巳「くっ来るなー!!!」
巳獣丸はぎこちなく後ろに後ずさった。