血の殺戮
□妖刀血桜
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悟空「あっちぃ−!!!!」
宿から出た柚麻達は急いで
街をジープで抜け出した。
一行は残りわずかな残暑の中で
砂漠の中を進んでいた。
先程から悟空のその声が響くだけで
いつも言い争う悟浄はあまりの猛暑により
発言する気力を無くしているようだった。
柚麻はと言うと先程から
ずっと三蔵を見つめていた。
柚「(昨晩のこと……………
現実なんだよね………?
私…………
三蔵に抱きしめられちゃったよ!!
ごめんっファンの皆様 笑)」
柚麻はそう思いながら三蔵を見つめていた。
悟空「なぁ八戒?
次の街まで後どんくらい?」
悟空は顔に手を当てながら言った。
八戒「……もう少しですよ!!!
ほらっ見えてきました」
八戒がそう言うと目の前に
小さな街が見え始めていた。
悟空は立ち上がって街を見つめ
柚麻も髪を結びながら
立ち上がって街を見つめた。