運命ノ朱い糸

□四
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前に珠李と波瑠と琉羅とナルト。
その後ろに距離をとってカカシと
サスケとサクラが付いていっていた。




サクラ「カカシ先生………ナルトが…」





サクラは暗部達と近いところで
歩いているナルトが気になったから
なのか小声でカカシに呟いた。




カカシ「…………まぁ大丈夫でしょ?」




カカシは少し間を開けて言った。





カカシとサクラが話している頃、
前にいる四人は黙って進んで
いるように見えた。




だが前の四人は正面を見ながら
何かを話していた。






琉「ナルト様…………。
先程は胸ぐらを掴んでしまい
申し訳ございませんでした。」




琉羅は正面を見ながら後ろに
いるナルトに向かって話しかけた。




ナルト「いいんだよ、別に。
お前のキレるとこ久々だったし。」





ナルトは少し笑いいつもと違う
声の高さと話し方で答えた。





波「ナルト様、
琉羅はいつもキレてますよ?」





琉「あ?何だって?」




ナルト「クスッ……
あぁ、そうだったな。





珠李。」




ナルトは先頭にいる珠李に
話しかけた。





珠「……………………はい。」






珠李は正面を見ながら答えた。






ナルト「…………後で火影岩に来い」






ナルトがそう言ったが珠李は
返事をしなかった。

だがナルトは聞き返そうとはせず、
ただ前を向いて足を進めていた。
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