運命ノ朱い糸
□伍
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火「ご苦労だったな、
珠李はまた不機嫌か?」
火影室に到着した三人は
入るなり珠李は壁にもたれかかり
琉羅は報告書を出し波瑠は
座って眠りかけていた。
珠「聞こえてるぞ、猿飛様。」
珠李は腕を組んで答えた。
琉「それより何でナルト様と我々を
一緒の任務にしたんですか?
西南の巻物も私達の任務に
すれば良かったのに!!」
火「お前達が取り戻してくれた
北東の巻物と第七班に任せた
西南の巻物は危険度が違う。
第七班にはあのカカシもおるし
うちはの奴もナルトもいたからじゃ」
波「じゃ〜………なんで〜
ナルト様達が〜任務にくるって〜
言ってくれなかったの〜?」
波瑠は寝言のように不安定な
声の高さで尋ねた。
火「…………………。」
珠「………………。」
珠李は黙って猿飛を見つめた。