運命ノ朱い糸

□壱拾壱
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カカシ「では失礼します。」







バタンッ








カカシ達が出て行くと火影室内は
静かになり火影が椅子に座った。












火「いつまでそこにおるつもりじゃ?」












火影は天井を見上げてそう言った。









「なぁんだ、バレてたのか〜
下りよう〜波瑠〜」






「はぁまったく………琉羅は…」







天井の板を外して下りてきた
波瑠と琉羅は火影の前に並んで
立つと腰に手を当てた。









琉「ねぇ火影様?
何であんなこと言ったの?
私らに聞かせたかった?」







琉羅は少し声を低くして
髪を触りながら言った。








火「あんなこととは?」









波「とぼけたらダメでしょ、
言ったでしょ?
珠李を表の世界に出すって…」








波瑠はそう言って地べたに
あぐらをかいて座った。









火「わしはナルトのためならと
言ったはずじゃが?」








バンッ










琉「正直に言ってよ!!
本当はナルト様と珠李を表に
出したいから言ったんでしょ?!」








琉羅は火影机を叩いて言った。
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