狂桜鬼伝

□裏と表と誠の意
1ページ/13ページ

―――――――――――――

―――――――――


――――――


部屋から出た私達には
ある処遇が決められた。


私はみんなの小姓。
そして陸斗と海斗は隊士。


私も隊士がいいと言ったが
土方が容姿が女なんだから無理だろと
何故か怒られてしまった。



あぁ〜小姓か〜


斎藤「ここが、お前の部屋だ。」


斎藤が私を見て言うから
私の部屋なんだろう。


てか、名前言ってよ!!!


『同室でも良かったのですが…』




海斗「それは絶対ダメだ!!!」



後ろで声を張る海斗とそれに
頷く陸斗に溜め息を吐いた。



斎藤「好きに使え。」


『すみません、斎藤さん……
本当にありがとうございます!』


私は深々とお辞儀をした。


斎藤「……………………。」


『…………では失礼します。』



そう言って私は中に入り襖を閉めた。



陸斗「どうなさいました?」


陸斗の声が縁側から聞こえ斎藤が
いいや、何でもないと言って
廊下を歩き出し二人もそれを追っていった。



斎藤って奴……………



………気づいたか……?
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ