狂桜鬼伝

□純白の存在
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『ん…………』


私は眩しい光に顔を
歪めて目を覚ました。


上を見れば陸斗が私を
見下げながら眠っている。

そして隣では布団を
敷いて寝ている海斗。


陸斗には悪いことしたな。
起こしてくれれば良かったのに。


海斗の奴………
気持ちよさそうに布団で…


私は起こさないようにそっと
起き上がって襖を静かに開けて縁側に出た。



『んー最高ー!!!』


気持ちの良い朝に私は
腕を上げ体を伸ばした。


平助「あっ百合……おはよ……」


ん?何でぎこちないの?



『平助おはよー!!!!
今日もいい天気だねー!!!』


私は笑顔を向けて平助に言うと
平助は驚いたような表情を浮かべた。


ん?何?


「百合様、
昨晩のことをお忘れですか?」


突然聞こえた陸斗の言葉に
私は顔を歪めて考えた。


昨晩?あぁ〜そうだった〜


『平助、おはよ』


ツーン


平助「って!!!今更かよっ!!!」


平助は無邪気に笑った。
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