運命ノ朱い糸
□壱
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「はぁはぁはぁ」
一人の少女がベットから
起き上がり息を荒げていた。
「また…………あの夢……」
月明かりに照らされた窓辺に
腰掛けて手で汗を拭った。
その手を広げてそして
もう片方の手も広げた。
「(ミナト様……………。)」
月明かりに照らされた少女は
窓を開けて長くて美しい
橙髪をなびかせて座っていた。
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