運命ノ朱い糸

□壱
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「よっ珠李!!!」






扉から現れた元気のよい声の
持ち主は珠李に近づいた。






珠「何しにきたの?琉羅(るら)」







珠李と同じ格好の琉羅に
話し掛けた。





琉「何って…………
私は別に報告書よ?」





そう言って琉羅は猿飛に
報告書を手渡した。





猿「ん、確かに受けとった。」





琉「そういえば今日は珍しく
任務休みなんだね、珠李?」






ピクッ





珠「悪い?」





珠李は琉羅とは逆の方を
向いて答えた。






琉「別に〜
もしかして今暇なの?」






珠「暇だったらなんだ?」







琉「明日さ〜
久々に昼間に任務があるの!!
相方探してるんだけど珠李する?」






珠「なぁ〜琉羅?
それって明日のことだろう?
今ではないのか?」





琉「だって…………
今日の任務はもう終わったし」






珠「…………………。」







琉「で?どうするの?」





珠「昼間には任務はしない。
任務するのは夜だけだ。」







珠「ねぇ〜猿飛様どうしよ?」
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