運命ノ朱い糸
□壱
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猿「そうじゃな。
よしっ珠李!!命令じゃ」
猿飛は立って答えた。
珠「……………はぁ……
猿飛様に琉羅わかってる?
この黒いマントは暗部総隊長と
暗部副隊長の証………。
私達が昼間出て行ったら
すぐに目立つことになる。」
珠李は静かに答えた。
琉「……そんなに昼間が嫌?」
珠「………………苦手なんだ。」
珠李はそう言って後ろを
向いて扉へと近づいた。
珠「(あまりにも眩しすぎて…)
私には…………(もったいない)」
珠李は少し後ろを向いて呟くと
音を立てて部屋から出て行った。