運命ノ朱い糸

□参
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暗部は音もなく俊敏に
任務をこなす。
三人は声も出さないまま
次々と敵を倒していく。



琉羅はお面に血を浴びようが
お構いなしに華麗に舞うように
敵を倒していっていた。

波瑠は血の飛び散るのが嫌なのか
向かってくる敵だけに攻撃した。

珠李は血を好むように自ら血の
飛び散る部分ばかりを狙って
凜としていた。


三人ともクナイだけを使って。




シュトッ





琉「あぁ〜ら、もう終わり?クスッ」




琉羅はそう言って笑った。



三人の目の前には一人の図体が
大きな忍びだけだった。
周りには血を大量に流した
忍び達が転がっていた。





「くっそ………」




その人物は徐にクナイを取り出した。
それを見た三人はクナイを構えた。





「絶対この辺だってばよ〜」





珠琉波「!!!!!」





「へっ………」




その声のした方にその人物は
下りていった。




珠「……………。」


「うわ〜!!!」




瞬時に珠李だけあとを追い
その人物が金髪の男をクナイで
仕留めようとした。




キーン




その場にクナイのぶつかる
音が響き渡った。
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