運命ノ朱い糸

□四
2ページ/4ページ

珠「……………ここだ。」





珠李は立ち止まった呟いた。


珠李が止まった先には霧が
かかった無数の建物が見えた。





ナルト「ここ何処だってばよ?」




ナルトはいつも通りの
話し方に戻っていた。





波「君らは知らなくていいんだよ?
ここは暗部だけしか知らないから。」





波瑠はそう言って
珠李を抜いて
足を進めた。

それに続くように
琉羅が足を進めた。




サクラ「カカシ先生はここ知ってる?」





カカシ「いや、噂に聞いただけだ。
実際に来たことはない。
抜け忍のたまり場の任務は
上の者にしか与えられないからね。」





カカシは前を見ながら言った。


波瑠と琉羅が二人横に並んで
警戒しながら周りを見ていた。




珠「………西南の巻物はあそこだ」




珠李はそう言って近くの
祠のような物を指差した。





サクラ「何故あんなところに
あるんですか?」






サクラは珠李に向かって言った。





珠「西南の巻物は入口の
守神として使われる。
実際には何も効力はないが
西南の巻物があるところは
災いを齎すと言われている。
だから誰も近づかないんだ。」





サスケ「じゃてめぇらが探している
巻物はなんなんだ?」






カカシはその場に波瑠と琉羅が
いなかったことに安堵した。






ナルト「逆に災いを齎すってばよ。」




「!!!!!!」





突然発言したナルトに
みんなが驚いた。





カカシ「お前が何で知ってるの?ナルト?」




カカシは少し微笑みながら尋ねた。




ナルトは珠李の元に行き
笑顔で振り返った。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ