運命ノ朱い糸

□四
3ページ/4ページ

ナルト「この暗部の姉ちゃんに
教えてもらったってばよ!!」



ナルトはそう言って
珠李を指差した。




サクラ「そっそうなんだ……」




サクラはナルトが珠李の近くにいるだけで
ハラハラドキドキしていた。




珠「北東の巻物は私達の任務。
西南の巻物を持って早く帰れ。」




珠李はそれだけを言うと
ナルトにカ巻物を渡して
カカシ達の返事を聞かず
霧が充満している住居の
中に入っていった。




カカシ「………行くよ。」





サクラ「うん」



サスケ「あぁ」




カカシの一言にサスケとサクラは
後ろを向き歩き出した。




サクラ「……ナルト行くよ?
どうしたの?」





サクラは霧が充満している住居を
見つめているナルトに呼びかけた。





ナルト「…………うん。
すぐ……行く…………ってばよ……」





ナルトは弱くそして途切れ
途切れになりながら答えた。




サクラ「?」




サクラはナルトがいつもより違い
そして雰囲気も違っている
ことに少し疑問をもった。


気のせいだろうと思い前を
歩いているサスケとカカシを
走って追いかけていった。



サクラが走って行く際にナルトは
振り向きカカシ達に怪しい笑みを
こぼしたのは誰も知らない。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ