運命ノ朱い糸
□勒
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ナルト「お前を呼んだのはな。
今日が満月だったからだ。」
ナルトはそう言って
珠李の方を向いた。
珠「……それはどっちの意味で?」
珠李は少し声を低くして言った。
ナルト「………両方だ。
お前が荒れ狂った日と
俺と出会った日。」
珠「…………………。」
ナルト「呼び出さない方が良かったか?」
珠李が黙ってしまったため
ナルトは珠李を見て言った。
珠「………………はい………。
あまり…………。」
珠李はそう言って
ナルトから視線をズラした。
ナルト「………お前の中のモノを
呼び覚ましてしまって
申し訳なかったな……」
珠「!!!!
…いいえそんなこと言わないで!!」
ナルトの言葉に珠李はナルトの
腕を持って言った。