【BL小説】ぬらりひょんの孫

□遠い貴方に想いを込めて 【鯉首】
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「あおたぼー!ボクの一番てっぺんに飾って!!」
「ええ、リクオさま、ここでいいですか」
「うん!あ、黒見ないで!何書いてあるか見ちゃダメ!」
「マナー違反よ黒、ねえリクオさま?」
「じゃあねー、雪女と青田坊には教えてあげるー!」


毎年この季節になると奴良組本家の広い庭に現れる背の高い笹の下に、リクオさまと雪女、青田坊に黒田坊が集まっている。
河童は隣の池できゅうりをかじりながらそれを見つめ、総大将は縁側で牛鬼殿と並んで茶を飲みながら微笑ましくそれを眺める。


毎年の光景だ。
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