nov3
□chocoholic
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「そんなにチョコレートばっか食べてると糖尿病になるよ?」
「大丈夫だよ。」
「ふーん‥‥。ねー、そんなにチョコレートっておいしい?」
「もちろんさ!まさかきみはチョコレートを食べたことが無いのかい?」
「や、あるけど‥‥。」
「なら分かるでしょ?このおいしさが!」
「うーん‥。甘い、よね‥?」
「そうだよ、甘いんだ!甘いものは僕の源なんだよ!」
「うん絶対そうだと思う。」
でもいくらなんでも板チョコ3枚は食べすぎだろう‥‥‥見ているこっちが太りそう。
(幸せそうな顔しちゃって‥、)
お菓子を食べているときが、彼にとって至福のひとときなんだとか。
なんだか嫉妬、チョコレートにだけど。
(くそー、チョコレートめ、ただの茶色い板のくせして!)
心の中でリーマスの口に消えていくチョコレートに悪態をついたけど、(口に出すとリーマスに殺される)
あまりにもリーマスがおいしそうにチョコレートを食べるから、あたしも食べたくなって、(いや、あたしを食べてもらいたくなって、)
思わずリーマスの唇にキスをした。
「ごちそーさん、」
「ちょ、あのねぇ‥‥‥」
ここ、談話室、わかってる?
目を細めて周りを確認するリーマスだけど、その顔が赤くなっているのを見て、ちょっと優越感。
「だって、リーマスが、‥‥」
(チョコレートとばっかキスするんだもん!)
end