機械世界

□お金と平和が大事だろ?
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森の中をある一行が彷徨っていた
それはアクシズ王国の宝を大魔王シャアから取り返す為ジオン帝国を目指す勇者ガンダム達だった
どうやら迷ったらしい
地図を見ても初めて来た森らしく分からない
どうやら相当いりくんでいるらしい…
アレックスとガンダムが地図を見ているが地図が役に立っていない
そろそろ苛々し始めているガンタンク
ガンキャノン兄弟は木を背に休んでいる

その光景を木の上で見ているMSが一人…
その瞳は何処か獣のようだ
まるで強い者を求めるよう…飢えた獣のように…鋭い
しかし何処か抜けている

(あれが勇者ガンダムか…強いのか??)

そのMS_フメツガンダムは鋭い瞳でガンダムを見ている
片手にはクシャクシャになった紙を持っている
書かれているのは勇者ガンダムの討伐

(討伐って…俺は勝負してぇんだよ。誰も争うなんてしたくねぇんだが…)

だって俺平和主義だし
そう言うフメツは欠伸を零す
そして立ち上がり、下へと降りる

「!!」

突然姿を現したフメツに驚くガンダム達
ガンタンクとガンキャノン兄弟は武器を構えている
アレックスは驚きで硬直している
ガンダムは…

今だに地図と睨めっこしている

役半分の奴がずっこける

『…とりあえず聞くけどさ、ここの‘馬鹿’が勇者ガンダムか?』

「「「そうです」」」

綺麗にはもって言う事なのだろうか
とりあえずフメツは成る程と納得したのか目を細める

『なら、俺と勝負しろ勇者ガンダム!』

「え?」

いきなりの宣言
ガンダムは目を点にする

『俺は雇われ屋フメツガンダム、ある奴にお前の討伐を任されてるが…俺は勝負してぇ!!!』

「え、一緒じゃないのそれ?!」

……確かに
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