機械世界

□悲しいけど
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朝、フメツはたまたま通りかかったマークUに勝負をしかけていた
特に理由はない
ただ目の前にいたから
それだけだった
武器は禁止
何故なら前回武器を使った状態で勝負をしたら見事に回りを巻き込み大規模な勝負事になったのでガンダムに禁止されたのだ
その時のガンダムは後ろに夜叉が見えたとか…

『マークU!!後ろ危ねぇぜ!!!』

「なっ?!」

フメツの速さについてこれずに後ろを取られる
その瞬間フメツはマークUの足を引っ掛け転がせる

『チョックメイト、俺の勝ちだ!』

「チクショウ…、またかよ…」

苦笑して言うマークUにくらべフメツはニコニコしている
マークUはフメツと何回も勝負しているが一回も勝ててない
フメツ、手加減を覚えよう

『マークU、もう少し俺の速さについてこれるようにしねぇと!』

「お前速過ぎるんだよ!!」

『そうかぁ?』

確かにフメツは速過ぎる
フメツと初めて勝負するものはきっと驚くだろう
軍に所属しているフメツだからこそ性能も抜群にいいのだ
ちなみにフメツは軽装備と重装備の両方ある

『まぁ、それよりさ!また勝負…』

「待て待て待て!!少し休ませろよ!!」

『えぇー…』

「えぇー…じゃねぇ!」

マークUはフメツの頭をポカリと一回殴る
フメツはふてくされたような表情をするがすぐに笑顔に戻る
そこでフッとマークUはフメツの過去の事が気になる
だから聞いた
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