機械世界

□渡さない
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『勝負だデスティニー!!!!』

最初の一言
フメツの宣戦布告
デスティニーはそれを当然承知する
そして今、何故かこうなった

『いってぇ…』

「大丈夫か??」

事故?
それとも偶然?
勝負をしてデスティニーがフメツに切りかかった瞬間、フメツは姿を消した
え?と思い探すと段差があった
そこにフメツは落下したのだ
大差ない段差だった
しかし、フメツは攻撃を回避する事に気をとられていたので受身を取れず足をひねってしまったのだ
しかしフメツはその事を
隠した

『大丈夫・・・だ。だから勝負の続きをしようぜ!』

明るく言うフメツにデスティニーは安心する
当然足をひねっている事など知りはしない

(大丈夫、痛みには慣れてる)

最初こそそう思ったフメツ
だが、痛みは勝負を続けるごとにました

(これは…予想外…)

いくら軍にいた頃に痛みに慣れたとはいえ、今回の痛みは予想を超えている
ハッキリ言うと
かなり痛い

「…?フメツ?」

少し違和感を感じフメツの名を呼ぶデスティニー
何を隠している?
デスティニーはフメツに詰め寄る

『??デスティニー…?』

詰め寄ってきたデスティニーに不思議そうに首を傾げるフメツ
その仕草に頬を赤くするデスティニーだが今は気にしてる場合ではない

「フメツ…足、ひねった?」

『いんや?』

すんなりと返される
しかしデスティニーは見逃さなかった
フメツが一瞬だけ瞳をそらしたことを

「嘘は駄目だぜ」

トンッとフメツを押す
すると後ろにあった木にフメツは背を預ける

「痛いんだろ?」

真剣に言えばフメツはまいったのか縦に頷く
するとデスティニーはまた頬を赤くする
何回頬を赤らめればいいんd((ry
ちょっといい加減うz((殴

まぁ、そんなこんなでデスティニーに背負われているフメツ
あの後、おぶって帰ると言って聞かないデスティニーに半分以上呆れながらもおぶってもらっている

(…初めての感覚だ…)

人におぶってもらった事のないフメツ
軍にいたころは…こんな事してもらえなかった
否、甘えなど全て捨てたほうがいい
それほど軍は…

「フメツ?」

『んー?』

何だその反応
可愛いじゃねぇかこの野郎
思わず真っ赤になるデスティニー

「あのさ…フメツ」

『何だ?』

「その…俺さ…」

『ん?』

「フメツの事…す…///」

ドゴオオォオオンッ!!!!!
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