機械世界

□怪談話はお好き?
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数十分後…
マークUの怪談話は終わった
フメツは何処か考え事をしている
01とダブルゼータは何か話している
え?何??俺何かした??

「えーと…何してんの三人とも??」

「いや、マークUさんの怪談話の元ネタはなんだろうっと思って」

「だから今話してるぜ!!」

「…、で、フメツさんは?」

『俺は…ただお菓子たべぇてと思って』

「うっわ、全然関係ねぇ」

フメツはいつもどおりである
いわゆるこれが通常運行
それよりもうなんかこれ以上話してたらきっと後々が大変なんだろうなぁ…
それを悟るマークU

『んじゃ、次は俺の怪談話な!!』

そうニコニコしながら言うフメツ
どんな怪談話をするのだろうか?

『俺の会談話は…』

そういい始めるフメツは何処か怖かった
誰もが生唾を飲み込む
辺りが静かになりフメツの話だけが聞こえる

『――――――そしてお姉さんは言った』

話しはいたってシンプルだった
心霊写真を撮ろうとした馬鹿な三人組の話しらしい
最初こそ全然怖くなかった
しかし中間らへんでジワジワとくるものがある
そして後半に話しが入ると一変する
怖いどころの騒ぎではない
話しを聞いていると妙にリアル感があり時折後ろなどを見てしまう
カタカタと障子が風で音を立てる
それさえも恐怖を感じさせる
もしかしたら01やデスサイズの怪談話以上に怖いかもしれない

パタリと誰かが倒れた
マークUが隣を見るとダブルゼータが恐怖で気絶している
え?と思い他の二人を見る
するとあの01が
あの01が少し顔を青くしている
デスサイズを見てみると少し冷や汗をかいている

「01、大丈夫?」

「だ、大丈夫だよ。ただちょっと寒いかなぁ…」

「なら俺に抱きついてなよ」

「…今回はそうしとく」

そおいうと01はデスサイズに抱きつく
一瞬デスサイズがガッツポーズをしたように見えたが気のせいだろう
それに何処か顔が赤い
マークUは首を傾げる

ヒュー…

風で蝋燭の火が消える
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