機械世界
□悲しいけど
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『…?マークU…?』
フメツが不思議そうな表情でマークUを見る
マークUはフメツを黙ったまま抱きしめる
それに驚いたのかフメツは目を見開く
そして一瞬だけこわばる体
「…話せそうなとき…話してくれ」
『……考えとく』
そお言うフメツの表情は苦笑
しかし瞳の奥が揺らいでいる
何をそんなに縛り付けているのか…
分からない
ただ、フメツの力になれない
そう思うと無力で…
「…悔しい」
ポツリと零す言葉
その言葉を聞いたフメツだが聞こえないフリをした
END