機械世界

□渡さない
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激しい爆発音とともに吹き飛ぶ俺
何故かフメツは爆発音の原因の腕の中
ちょっ…テメェ…

『ヘビーアームズ?何してんだよお前』

苦笑しながら言うフメツにいつも無表情なヘビーアームズの頬が赤くなる

「…///」

嬉しそうに目を細めるヘビーアームズ
え?何コレ
どおいう状況?
忘れ去られそうなデスティニー

「ヘビーアームズ!!!テメェ何しやがる!!!」

ガララッと瓦礫らしきものの中から勢いよく出るデスティニー
ヘビーアームズは小さく舌打ちをする
あっれ?
こんなキャラだっけ??((殴

「…」

『…ま、まぁデスティニー?わざとじゃねぇってきっと!』

フメツがフォローするように言う
それが何処か気に食わなくてデスティニーは早足でフメツに近づきヘビーアームズから離れさせる
と、言うか自分のほうへ抱き寄せた
もちろん足に負担をかけぬように
すると面白いほど睨みをきかせるヘビーアームズ
デスティニーは何処か満足げだ

「…」

「…」

そしてそのまま睨み合い
火花が見えそうなほどの睨み合い
フメツは状況が把握できていない
どんだけ鈍感なのだろうか…

『何してんだよお前ら…』

ため息を吐くフメツ
あ、この子完全に分かってない
駄目だこいつ
早くなんとかしないと…

「…」

「…」

今だに睨み合いをしている二人
フメツはそろそろウズウズしだす
勝負がしたい
折角強い二人がそろっているのだから
しかし一方では足がズキズキと激痛を訴える
痛い
痛い

『……なぁ』

「「?」」

『その…おんぶ…、足…痛い…』

「「/////////!!!!!」」

二人は仲良く真っ赤になってしまった
煙が出そうなほど真っ赤に…
それに驚くフメツ
しかし何故赤くなったのかは分からない
この天然鈍感h(ry

「おぉお、わ、分かった…///ヘビーアームズ、その…フメツをおんぶしてあげてくれよ//?疲れたら交代するからさ////」

「…////」

静かに頷くヘビーアームズ
何故か協力的な二人
先ほどまでの険悪ムードは何処へ消えた

結局はデスティニーとヘビーアームズは交代しながらフメツを無事家まで送り届けた
その後、お礼と言ってフメツの手料理をふるまってもらった
その間も二人は真っ赤だったとか…



END
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